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自動貯水・放流ゲート設備

設備目的と概要

有明海沿岸部ではガタ土(泥土)の堆積進行によって干潟内排水路(ミオ筋)が閉塞し、排水施設(排水樋管等)からの自然排水が困難となる等、干拓地の雨水排除に支障が発生する問題があります。
この問題への対応策として、佐賀県農林部と佐賀大学との共同研究により「定期的なフラッシング(洗流)により干潟内排水路を保持・確保する」方法が検討・考案され、この実証実験を目的として鹿島市・七浦干拓堤防先にフラッシング用水貯留・放流施設(タイドプール)が建設されました。
本ゲート設備は、「フラッシング用水の(海水)貯水と放流」を自動的に実施するゲート設備としてタイドプールの放水口に設置されたものです。

タイドプール

満潮時の海水を一定時間貯留し、干潮時に放流する施設として干拓堤防先に設置されたものです。

自動作動の概要

本ゲートは潮位上昇時に自動起立作動し、一定時間起立状態を保持してタイドプール内に海水を貯留した後、干潮時に自動倒伏して放水します。
作動制御は油圧方式で、自動倒伏時に保持油圧力を開放操作する以外は全て水圧力を作動力とした自動作動方式です。 (開放操作は電磁油圧弁開放によります。干潮予測に基づき1年間分の作動時間を設定することにより自動対応しています。)

潮位上昇時の自動起立作動(作動1)

潮位上昇時、扉体に作用する水圧力によって扉体が自動起立作動を行います。
作動制御機能により、扉体は起立方向のみが作動可能で、波浪等による支障が発生せず、安定した作動状態となります。

潮位低下時の起立状態保持(作動2)

潮位下降時、扉体は起立状態を保持してタイドプール放水口を閉鎖し、プール内に海水を貯留させます。

潮位低下時の起立状態保持(作動3)

予め設定された時間(干潮時間の30分前)に扉体が自動倒伏し、タイドプール内の海水を放流します。

放流された海水が干潮時の干潟排水路中を流れることで、ガタ土の沈殿・堆積を防止します。

(尚、自動倒伏開始1分前にサイレン警報を行い、設備周辺に注意喚起の安全対策を行っています。)

経過確認等

作動記録(水位記録データ)、並びに定期的な作動状態確認により、ゲート設備が確実に、かつ問題なく作動することを確認しています。
平成17年7月に設備の詳細点検を実施し(延作動回数約3,900回程度)、作動機能に不具合がないこと、並びに設備全体、及び各装置・機器に異常、又は損傷等の発生がないことを確認しています。

ISO統合システム

協和製作所では2017年 8月にISO統合システム認証更新しました。
・2015年版(ISO9001)
・2015年版(ISO14001)

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